早朝の台鉄・台北駅
台鐵・台北駅へ
無事インタウンチェックインを終え、ルンルン気分のわたし。
次に向かうのは、台鐵・台北駅、MRT台北駅の隣りにある、あの大きな台北駅です。
目的は、ずばり「駅弁を買うこと」!
8時には、桃園空港行きバスに乗りたかったので、その車内で朝ごはん代わりに駅弁を食べようという計画です。
インタウンチェックインの桃園MRT台北駅の地上に出て、台鐵台北駅の駅舎を目指すことにしました。(地下からだと迷いそうな予感がしたので。)
地上から幹線道路沿いを歩いて、台北駅の駅舎へ。
途中、國光客運の桃園空港行きバスターミナルの案内看板がたくさん貼られていました。
5分位で到着。
まだ7時前です。朝日が眩しい…。
台北駅構内で朝ごはんを調達
駅舎内もチケット窓口も、早朝は空いていました。
そして、そんな予感はしていたのですが、お店がほとんど営業していない 笑。
マックとかファストフードのお店は開いていました。
駅弁屋さんについて、出発前に調べていたのだけど、営業時間がはっきりしなかったんだよ。
駅弁を販売しているのは「臺鐵便當本舗」で、台北駅構内に数店舗あります。
朝の7時から店頭で販売している「幸福飯糰」という飯糰(台湾おにぎり)の朝食セットを買いたくて、台北駅内を(子連れ)で彷徨ってみたけど、わからなかった。
【参考外部サイト】
→WeLOVEExpedia「台湾の懐かしいの味!台北駅のできたて駅弁の魅力とは?」
→交通部臺灣鐵路管理局サイト内「お食事&お飲み物サービス—台鉄弁当」
7時から販売しているらしいけど、駅弁屋さんは店舗によって営業開始時間がいろいろで、早いところでも8時オープン。
この「幸福飯糰」、どこで手に入れることができるのでしょうか?知りたい。もう販売されていないのかな?
台湾の飯糰はホントおいしい。具材がたくさん入っているし、もち米や黒米で作られているから、食べごたえがあって、腹持ちもいい!あぁ食べたかった。
結局、7時を過ぎても、駅弁屋さんが動き出す様子も見られなかったため、お腹が空いたと騒ぐ子どもたちにせかされ、駅内のセブンイレブンで朝食を買うことに 悔。
台北駅1階には、セブンイレブンが2軒あり、7時前から営業していました。
店内というより、売店、キオスクといった感じ。狭くてすごく混み合っていました。
内容は充実。
最近日本のコンビニでは見かけなくなりましたが、一時大流行したドーナツの販売もありました。
しかも「ミスド」。
値段は、ほぼ日本と同じか高いくらい。えるちゃんが欲しがりましたが、台湾でミスドはやめようと阻止した。
夏でも肉まん売っていました。さすが台湾。
なんと、私がお土産用にいつも調達している「佳徳糕餅」のパイナップルケーキも売っていました!
ここで買えるのは超便利だと思った。
桃園空港に向かう國光客運1819バスターミナルも近いし、早朝も営業しているので、お土産に「佳徳糕餅」のパイナップルケーキをパッと買えるね。覚えておこう。
結局、ヤクルトと、おにぎり、サンドイッチ、肉まんを買いました…。つまんねー!!
でも、サンドイッチも肉まんも、日本のコンビニより、豪華でおいしかったです。
台鐵・台北駅舎内で、知らなかった台湾を見た…
台北駅駅舎内には、早朝だったからか、浮浪者っぽい人が何人かいた。
浮浪者?ホームレス?何者?ニヤニヤ、すっごい堂々としていて、怖いんだよー。
超汚いわけではないんだけど、明らかに周りの人々とは違う。ラジカセ?を腰につけて、大音量で音楽を鳴らし、駅舎内を歩き回っている。
そしてね、たまに通行人を呼び止めて、しばらく話をした後、みんな買ってあった朝ごはんの入った袋をその浮浪者に渡しちゃうんだよ~ 泣。
恐喝して奪っているわけじゃないのよねー、和やかな雰囲気(に見えた)。静かな圧力でもかけているのだろうか。
それとも、浮浪者やホームレスには、ごはんを寄付してあげるのが台湾のスタンダードなのだろうか。
家族連れにも声をかけていて、お父さん、さっきそこのマックで買ってきた紙袋の一つ、渡してた~ 泣。こわいっ!…お父さん、後から来たお母さんに怒られていました。たぶん、なんで渡しちゃうのよ!?みたいな感じで。。
どう見ても、あの浮浪者、朝ごはんを調達している。。しかも仲間の分も?浮浪者界の親分なのだろうか。
なんなのこの光景…。
あの浮浪者、子連れにも容赦なし。これは、私たち親子も警戒しないとならない。外国人にも容赦ない気がする。
私たちも駅弁を探し、無駄に台北駅内をウロウロしていたので、この大音量浮浪者さんと奇しくも動きが同じかんじに 笑。何度も出くわしてしまい、駅弁探してるのか、この浮浪者から逃げているのか、よくわからない状況に 笑。
その内、毅然とした駅員さんが、浮浪者になにか注意をし、浮浪者が怒鳴りまくって揉め事に発展…。動じない駅員さんはかっこよかった。警察も来たので、とりあえず、ホッとした…。
エイチも警察と駅員がその浮浪者を取り囲んでいたので、ホッとしている様子でした。
こういう時、何が起きているのか、気になって気になって不安でしょうがなくなるのがエイチなのですが、「ほんとは気になっているけどスルーする」という技を身に付けたよう。母から見れば、動揺しているのは丸分かりなんですけどね。
HSPながら、成長してきたなーと思った。
それにしても、こういうの、早朝の台北駅ではよくあることなのかしら!?
駅舎内には警備員?もいて、隅に置かれた布団を浮浪者たちに撤去させていまいた。…なんとなく、毎朝行われている布団の上げ下げのように見えた。。布団、きれいだし。。慣れた手つきで、浮浪者さんたち布団を外に運んでいました。
なんか、昭和っぽい浮浪者だったな。。昔の上野駅にも、こういう人たち、いたような気がする。子どもながらに怖かった記憶が思い出された…。
新しくなった國光客運・台北駅バスターミナルへ
2017年3月に新オープンした國光客運バスターミナルへ
台北駅で朝食を調達したら、楽しみにしていた「國光客運・台北駅バスターミナル」へ向かいます。
3月にオープンし、休憩ラウンジができるとかなんとかで、早くこの目で確かめてみたかったんだ!
台鐵・台北駅の出口案内を確認し、バスターミナルに近い東一門出口から出る。
黄色のディーゼル車が展示されています。このディーゼル車は、SLに引かれているよ。
東一門を出て左に目をやれば、もうバスターミナルの建物が見えました。
写真の手前茶色い屋根が「台北駅・東一門出口」、その奥が「東二門出口」、一番向こうが「東三門出口」。
以前の桃園空港行きバスターミナルは目の前に機関車(SL)のある「東三門」出口が最寄りでしたが、
現在は、「東一門」出口そばに、新しいターミナルと建物があります!機関車(SL)寄りではなく、機関車に連結されているディーゼル車寄りと覚えましょう 笑。
【関連記事】
→『解説!新・國光客運台北駅『桃園空港行き1819』バス乗り場について』
朝日に照らされた國光客運新バスターミナル…!ついに来たぞ!
ウキウキしながら、写真を撮りまくり、新しくなった建物に入ります。はしゃぐ私、しらける子どもたち。。
これが國光客運クォリティーだ!!
意外に狭い。横に細長い。なんとなく期待していたイメージとは違う…。
朝の7時を過ぎていますが、建物内にはバス待ちのお客さんはいませんでした。
カウンターに、スマホ操作で忙しいメガネ男子職員が一人。
「?」マーク印カウンターで、制服のおばちゃんがおじさんとでっかい声でべちゃくちゃ喋っています。
コンビニ・ハイライフは営業しているようだけど、店員さんがいなかったような?
ドリンクスタンドの「CoCo」もありましたが、まだ営業していませんでした。
まだ時間もあるし、2階のトイレに行っておこう。私が期待しているラウンジンとやらも2階かな?
この建物の階段、新しいはずなのに、なんかレトロ。。急だし。。
…と、ここで、大音量ラジカセ浮浪者、登場~!!
ちょっと~、さっき台北駅にいたあの浮浪者、今度は國光客運の建物にも入ってきたわよー 汗。
もう、顔見知りみたいなものです。?
逃げるように2階へ。
浮浪者さんは、建物内を通過して、乗り場外へ出ていきました。じ、自由だ…。
階段を登りきると、踊り場は狭く、目の前にはシャッターが迫っていました。なに、この構造。。
そして、えるちゃん、腹が痛くなる。
ここのトイレ、6個も個室あるのに、その内1個にしか紙ないしっ。備え付けの紙が切れている。
ひっどいトイレ。汚いし。何日も清掃されていないのがわかります。
男子トイレは、女子トイレの比じゃないほど汚れていたようで、エイチによって台湾一汚いトイレに認定されました。。
よくわかりました、これが國光客運クォリティー。さすが元国営。期待した私がバカでした。
しかも2階はクーラーがなく、めちゃくちゃ暑い。
腹痛のえるちゃんと一緒に、トイレに篭っていたので、汗びっしょりになってしまいました…。
トイレから出たら、待っていたエイチのすぐ後ろにあるシャッターが、ものすごい音を立てて突然開き始めた!
危ねーよ!!まじで。
びびるエイチ。「あんた、何かボタンでも押したんじゃないでしょうね!?」と問い詰める母。。どうも勝手に開いたらしい。時刻は7時半。
爆音で開き終わったシャッターの中には、意味不明の空間が現れた…。
ここか。これが私が期待していたラウンジ空間か。
…もう、脱力。なんもないし。
トイレは汚いし、紙はないし、國光客運の偉い人が旅行者のために作ると言っていたラウンジはないし。。
なにこれ。呆れた。もういい、期待しない。。帰国したらすぐに、前に書いた記事、全力否定しておかないとな。
【関連記事】
→『新・國光客運1819桃園空港行き台北駅バスターミナルが神の予感…!』(全力否定済み)
→『モヤモヤが止まらない…!國光客運1819 新・台北駅バスターミナルに喝!!』
まだまだ続く、國光客運クォリティー
しかも、國光客運の係員の態度も最悪だった。
悠遊カードで乗車するつもりだったんだけど、子どもたちが持っている悠遊カードは子ども用の悠遊カードではなく、大人用だったのね。
MRTは子ども料金の設定がないけど、バスは子ども料金が設定されている。
ってことは、子どもが大人用悠遊カードでピッてやって乗っちゃたら、大人料金取られちゃうよね?それとも、ピッてやる端末を操作して子ども料金分引き落としてくれたりするのかな?
その辺が分からなくて、チケットカウンターにいるメガネ男子係員に尋ねる。
英語、ジェスチャー、筆談。全て使っても、メガネ男子には響かないらしく、スマホちらちら見ながら、中国語で何か小声で言い返してくる。
伝わらないとわかると、馬鹿にしたように悠遊カードの「ピッ」っていう音真似して、とにかく行け、というジェスチャーをスマホ片手で返してくる。はっら立つわ~!
ここ、国際空港行きバスのチケットカウンターだよね??外国人もたくさん来ると思うけど、そんな対応でいいのか?
建物内には、私たち親子しかお客はいなくて、困って乗り場と建物で右往左往しているのに、係員誰一人気にかけてくれる様子がないわけさ。
スマホとおしゃべりに夢中。
これが、國光客運クォリティーさ!ははん!
台湾では、異国ならではの、気を張って交渉したり、ねぎったり、舐められないように強気に出たりしないで、普通の感覚で地元の人と心の交流ができるから好きだったんだけど、
國光客運敷地内は違うということを悟った。
國光客運は台湾でないと思うことにしました。外国人だからと舐められないように、しっかりしなきゃいけないってことね。OK。
「?」印のカウンターに居るお喋り中のおばちゃん係員に、大きな声で語気を強めて話しかけてみた。
お喋りをピタッとやめ、初めてわたしたちの存在に気づいたようだ。メガネ係員も、やべぇあいつら怒り始めた、って感じでカウンターから飛び出てきた。
結局、わたしの中の、台湾以外で利用している海外対応モードを発動させたら、日本語しか喋っていないのに、すんなり話が通じた。。
客によって対応を変える!ははん!これが國光客運クォリティね!!
子ども料金チケットを2枚購入して、解決。
ちなみに、おばちゃん係員とずっとお喋りしていたおじさんが、桃園空港行きバスの運転手さんだった。
10分~20分間隔で運行しているようですが、運転手のおじさんの気分次第で発車すると思われた。。
電光掲示板にも、次のバスの発車時刻などは表示されていませんでした。
私が怒り気味だったのを知っているからか、運転手のおじさん、慌ててバスに乗り込み、私達を迎える。
乗り込んだら、すぐに桃園空港に向け、バスは発車しました。
台湾で、海外対応モードを使うことになるとは。
バスの中、ちょっとしたショックと自己嫌悪に陥った。台湾の人相手に、あんなに強気で話をしたの初めてだよ…。
これからタイに飛ぶんだよなー。
まだ朝の8時前なのに。。濃い一日になりそうだ…。
コメント