※2023年現在、桃園MRT台北駅を既に20回以上利用しているので、もう私は「桃園MRT台北駅のプロ」と化しています笑。この記事に、方向音痴ならではの視点で最新情報を随時追加しております!
先日、開通した桃園空港MRTに、初めて乗車してきました。
・乗車レポはこちら→『初めてでも安心!迷わない!桃園空港MRT 乗り方レポート』
乗車はともかく、方向音痴の私が心配なのは、「桃園MRT台北駅」に到着してからの動きです。
私は大きな駅が苦手なのです。迷う自信があります。
そのため、桃園空港MRT開通前から入念な予習をしてきました。(基本台湾旅行は子連れなので、下調べは重要。気ままに動けないからね。)
東京駅や新宿駅が大っ嫌いの私が、「桃園MRT台北駅」から目的地へ移動するために、無駄な動きをしながらわかったことを完全リポートします。
迷う母に諦めながら無言でついてきてくれた子どもたちよ、ありがとう!
桃園MRT「台北駅」に到着
直達車(急行)と普通車(各駅停車)では、到着ホームは異なりますが、同じ地下3階にあります。
どちらで到着した場合も、まずはエスカレーターかエレベーターで、改札口に上がります。
まず注意!桃園空港MRT台北駅のエレベーターについて
スーツケースなど大きな荷物を持っていると、つい近くのエレベーターに乗ってしまいますが、ちょっと待って!
ホームには2基エレベーターがあり、エレベーターによって行き先階・改札が異なります。
以下で詳しく解説しますが、台北メトロ台北駅に行きたい場合は「進行方向前方のエレベーター」、タクシー乗り場や台北メトロ北門駅に行きたい場合は「後方のエレベーター」に乗りましょう。
地味だけど間違うと大ダメージです!
初めて桃園空港MRTで台北駅に着いた時、大きな重いスーツケースを持っていたため、深く考えずに近いエレベーターに乗ったのが間違いの始まり。
エレベーターから降りると予習していた光景・改札がなくプチパニックに。駅の構造が分からず、初っ端から30分くらい迷いました…(おかげでこの記事が誕生)
同じように桃園MRT台北駅で迷う方が出ないよう、この記事で駅の構造を詳しく解説します。
ホームには、電車進行方向前方のエレベーターと、後方のエレベーターの2基あります。
前方のエレベーターは、地下2階止まり。
「台湾鐡道・台北駅」や「台北地下街Y区・K区・Z区」、台北MRT「淡水信義線・台北駅」「板南線・台北駅」方面の改札行きです。(竹のオブジェの改札口)
ガイドブックや観光情報で当たり前のように出てくる竹の装飾のある吹き抜けの改札は、この地下2階にある改札口になります。
後方のエレベーターは、ホーム階の地下3階から地下1階改札口まで直通。
地下2階には停まりません!
地上出口、タクシー乗り場、北門駅方面の改札行きです。
桃園MRT台北駅には、2つの改札口がある
桃園MRT台北駅には、2つの改札口があります。
2つの改札は、それぞれ違う階にあります。
下車したホームは地下3階です。
地下2階にあるのが、台鉄、台北地下街、台北MRT台北駅(淡水信義線・板南線)方面の改札。
地下1階にあるのが、タクシー乗り場、台北MRT北門駅方面の改札。
下車したホームにはエスカレーター、エレベーターが2基ずつあり、それぞれたどり着く改札階が異なります。目的地方面の改札階行きのエスカレーター・エレベーターに乗る必要があります。
桃園MRT台北駅は、地下2階と地下1階に改札口があり、出口方面が異なる。
降りたホーム(地下3階)には地下2階行きエスカレーター・エレベーターと、地下1階行き直通エスカレーター・エレベーターがあるので、出たい改札口に合わせて、選んで乗るべし。
それぞれの改札について、まとめてみます。
地下2階の改札口(台鉄、台北地下街、台北MRT淡水信義線・板南線方面)
地下2階の改札口は「台湾鐡道・台北駅」や「台北地下街Y区・K区・Z区」、台北MRT「淡水信義線・台北駅」「板南線・台北駅」方面です。エスカレーター上に案内表示も出ています。
電車進行方向前方・長さがパッと見「ふつう」のエスカレーター→地下2階改札口行き(他路線の台北駅、台北地下街行き)
桃園空港MRT台北駅と言えばこの改札!とよく紹介されている竹のオブジェのある改札口に到着します。ここが地下2階となります。
こちらの改札は、吹き抜けで明るいし、係員も多いし、利用者も多いので、安心感があります。
改札を出て、竹のオブジェ横のエスカレーターを上がると、地下1階です。
広い地下空間が現れるので、案内表示に従い、目的地へ進みましょう。
台北MRT(台北メトロ)に乗り換えたい方へ
地下2階改札口(竹の改札口)は、台北MRT(台北メトロ)淡水信義線と板南線方面への乗り換え出口として案内されていいますが、けっこう距離があるし、混雑してるし、迷いやすいです。スムーズにいっても20分くらいかかるかな。
台北駅の活気を感じることはできますが、実は、こちらからの乗り換えルートは台湾の方もあまりおすすめしていません。
台北メトロに乗り換えたいなら、松山新店線北門駅を始点にし、移動することをおすすめします。
北門駅は桃園MRT台北駅のすぐ近くにあり、直通の地下道もあります。この地図を見ると位置関係がよく分かりますね!
動く歩道も完備されたまだ新しい地下道で、桃園MRT台北駅から北門駅へは徒歩7分ほどです。
北門駅の路線・台北メトロ松山新店線は乗り換えしやすさNo.1の優良路線なので、是非以下の記事を参考に利用してみてください。本当に楽でおすすめです!
地下1階の改札口(タクシー乗り場、台北地下街Y区、台北メトロ北門駅方面)
電車進行方向後方・パッと見「長い!」と感じるエスカレーター→地下1階行き(タクシー乗り場、台北地下街Y区、台北メトロ北門駅方面)
降りたホーム電車進行方向後方にあるエスカレーターは、長いのが特徴。
地下3階から地下1階まで一気に上がります。
地下1階の改札口は、タクシー乗り場、台北地下街Y区、台北MRT(台北メトロ)松山新店線「北門駅」方面に出ることが出来ます。自家用車の送迎用車寄せや、建物外地上に出やすいのもこちらの改札です。また、帰国時に利用すると便利なインタウンチェックインもあります。
この、後方のエスカレーター・エレベーターで上がってきた地下1階の改札は、台北駅の活気とは無縁で閑散としており不安になります…。
あれ?竹のオブジェがあったりするんじゃないの?と、方向音痴的にはプチパニックを起こします。上で紹介した通り、あのよく台北の観光ガイド等で取り上げられている改札口は地下2階なんですよね~。
地下1階の改札は、ホームからエスカレーターで上がって来てすぐ目に入る小さい改札と、係員室挟んで左右にある大きい改札、2つに分かれています。
小さい改札はインタウンチェックインがそばにあるので明るい印象ですが、大きな係員室側の改札は利用している人も少なく暗い印象です。
係員室側の大きい改札を出てすぐ正面には、地上出口に向かう上りエスカレーター、台鉄や台北地下街方面(竹のオブジェ改札方面)への案内表示があります。
インタウンチェックインそばの小さい改札は、車寄せ、タクシー乗り場、台北MRT松山新店線の案内表示があります。
閑散としたエリアに唯一あったスターバックス。現在はファミリーマートになっているようです。(ranranさん情報ありがとうございました!)
台北地下街Y区へも行けます
地下1階改札口のすぐそばには、台北地下街「Y18」の入り口があります。
台北地下街は地下2階ですが、地下1階からもエスカレーターを降りる感じで行けるわけです。
桃園MRT台北駅構内と台北地下街Y区は「Y12」「Y16」「Y18」「Y20」「Y22」「Y24」「Y28」の出入り口でつながっています。
台北地下街案内図
こちらの写真は地下1階にある「Y24」出入り口。台北地下街Y区へ下りエスカレーターでつながっています。
地上出口・建物の外
地下1階の改札正面に見えるエスカレーターをさらに上がると、地上出口です。建物外に出ることができます。
市民大道という交通量の多い道路沿いに出ます。
市民大道沿いは、台北地下街Y区への入り口が数十メートルおきにあります。
台北駅構内で迷ってしまい、この出口で力尽きた私たち親子は、地上の横断歩道で市民大道を渡り、華陰街のホテルへ向かったのでした…。
市民大道から、桃園MRT台北駅を撮影。
タクシー乗り場
ガラス張りの向こうが、車寄せ・タクシー乗り場
インタウンチェックインの向かい側には、ガラス張りで車寄せがあるのが見えます。お迎えの車はここに付けるようですね。
この車寄せの先に、タクシー乗り場があります。
タクシー乗り場の看板が、いたるところに出ているのでわかると思います。
「計程車」→「タクシー」
「大都會」というのは、どうもタクシー会社の名前のようですね。訳すと、「メトロタクシー」となるので、MRT関係のタクシー会社かなぁ。
タクシー乗り場には、案内係の人もおり、初めての台湾旅行の方にも利用しやすい印象をうけました。
タクシー乗り場に行くなら、ホーム後方エレベーター・長いエスカレーターで改札へ
下車したMRTホームにも、『タクシー乗り場はP7出口へ』という案内看板が出ていました。
P7出口ってどこだよ?って話ですが…。(私もわかんない)
とにかく、ホーム後方エスカレーター・エレベーターに乗り、地下1階へ。
最寄り改札を出て、右裏手ぐるっと回りましょう。
ガラス張りの向こうに、車が通っているのでわかると思います。
ホームの前方エスカレーターを利用して、地下2階の竹のオブジェの改札から出てしまうと、タクシー乗り場は台鐵台北駅寄りの案内表示が出ており、ちょっと遠いです。
ホームの後方エスカレーターから上がれば、改札を出てすぐの所にタクシー乗り場があるので、タクシーを利用される方は、地下1階の改札から出ましょう!
桃園MRT台北駅からタクシーを利用する予定の方は、要チェックです。
台北MRT松山新店線「北門駅」への行き方
こちらの『簡単乗り換え!MRT空港線台北駅から目的地へ楽に移動する方法』で詳しく解説していますが、桃園MRT台北駅から台北メトロに乗り換えるなら、松山新店線「北門駅」を利用するのをおすすめしています。
長いエスカレーターで地下1階まで上がり、改札を出たら、インタウンチェックインやファミリーマートの方に向かって進み、
突き当りのエスカレーターを降りると松山新店線「北門駅」への地下通路(動く歩道)が現れます。
そのまま地下道を進めば北門駅構内に。
案内に従い、左に曲がり、下りエスカレーターに乗ればMRT北門駅改札に到着です。
インタウンチェックインもある
地下一階の小さい改札そばには、インタウンチェックインがあります。
帰国時にインタウンチェックインを利用する方はこちらの記事をご参考下さい。
トイレ、授乳室は地下1階改札外
トイレと授乳室は、地下1階の改札外にあります。
トイレにお急ぎなら、降りたホームからぱっと見長い後方エスカレーターで地下1階へ。
ちょっと歩きますが、授乳室もあります。
改札を出て、インタウンチェックイン、タクシー乗り場も通り過ぎ、まっすぐ進むと、右手側にトイレと授乳室もあります。80mと案内アリ。
桃園MRT台北駅のトイレは、バリアフリー、子どもにも優しく、大変きれいです。
出る改札を間違えたら…
もし、後方エスカレーターで地下1階の改札を出てしまったけど、
竹のオブジェのある地下2階改札方面(台鉄や台北MRT「淡水信義線」「板南線」方面)に行きたい時は下の構内図・紫の矢印の経路で。
地上に出るエスカレーターとトイレの間の通路をまっすぐ進みます。ちょっとした今風のお土産を売っている簡易売店がいくつか左側に並びます。(夜は布がかかっていて営業していません。)お店の向こうは吹き抜けで、竹のオブジェが見えます。
そこを通り越してズンズン100m位進んでいけば、突き当りに階段が見え、左にあの竹のオブジェのあるエスカレーターが現れます。改札が下階に見えるはずです。
昇りエスカレーターを上がれば、各方面へ続く地下道が広がります。
前方エスカレーター改札(地下2階の竹のオブジェの改札)を出てしまったけど、「北門駅」方面に行きたい場合はこの逆を。
竹のオブジェの見える改札を出たら、目の前のエスカレーターを1基分だけ上がります。
1基分上がると、またすぐ目の前に上りエスカレーターが現れますが上がらずに、右、Uターンしてひたすらまっすぐです!
インタウンチェックインコーナーが見えてくるのでご安心を!
さらに閑散としたエリアをまっすぐ進めば、北門駅方面の下りエスカレーターがあります。
まとめ:桃園MRT「台北駅」構内
桃園MRT「台北駅」構内の様子、わかりましたでしょうか!?
初めて桃園MRT「台北駅」に降りた時、まさか改札が2箇所あるとは知らず、恥ずかしながら、行ったり来たり、だいぶ迷いました。
桃園MRT「台北駅」の造りは、改札階が分かれていたり、上下にちょっと複雑なので、構造を把握するのが大切です。
桃園MRT「台北駅」、攻略ポイントはこの3つ。
改札口は2箇所ある。
地下1階と、地下2階にある。まずはどちらの改札に出たいのか、目的地を確認。
エスカレーターは、乗る前に案内表示を確認する。
パッと見長いエスカレーターは、地下1階・タクシー乗り場・北門駅方面改札行き。
短いエスカレーターは、地下2階・台鉄、地下街エリア方面、竹のオブジェの改札行き。
エレベーターを使うと、迷いやすい。使わないほうが無難。
エレベーターは2基あり、それぞれ行き先が異なる。行先によっては、エレベーターを乗り継ぐ必要もあるため、ちょっと不便。
桃園空港MRTは、本当に手軽な空港からの移動手段だと思います。
桃園MRT「台北駅」構内について、詳しい情報がなかったので、何度も利用してわかったことをまとめてみました。
桃園MRT「台北駅」と言えば、まずは竹のオブジェの改札から始まる旅行記や観光情報をたくさん見かけますが、目的地によっては、それが正しいとは限りません。
初めて台湾旅行される方にも参考になれば幸いです。
追記:写真と注釈を加えた桃園MRT「台北駅」立体構内図を作ってみました!
・桃園空港MRT時刻表
・桃園空港MRT台北駅の場所
・桃園空港MRT台北駅の簡単乗換情報
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