新しくなった台北駅・桃園空港行きバス乗り場(國光客運1819)
2017年3月、24時間桃園空港行きバスを運行している「國光客運1819」の発着するバスターミナルが、台北駅のすぐ横に移転、新オープンしました。
新バスターミナルは、桃園空港行きだけでなく、台北から地方や野柳などの観光地への長距離バスも多数発着しています。
旅行者にとって、旅の起点となるバスターミナルが、従来の場所から移転し、新建物とともに運用開始となりました。
そこで私は、『新・國光客運1819桃園空港行き台北駅バスターミナルが神の予感…!』という記事を、大変期待を込めて書きました。
口コミは本当だった…。
新バスターミナルが運用開始されてからすぐのGoogleマップの口コミは、あまり良い評価はありませんでした。
同じ時期に桃園空港MRTが運行開始になっており、國光客運は比較されることは百も承知だと思うのですが…。
國光客運台北駅バスターミナル・レポ
先日、やっと新しい台北駅バスターミナルを確認してくることができました!
場所も予習したとおり、台北駅の東側(東一門)、ちょっと先を見れば、新しい建物が見え、迷うことなくスムーズに到着。
(詳しい場所については『解説!新・國光客運台北駅『桃園空港行き1819』バス乗り場について』)
3月にオープンしたばかりだし、きっときれいなんだろうな。
2階にある、休憩スペースってどんなだろう?
期待に胸を膨らませ、ルンルン気分で台北駅國光客運バスの建物に入ります。
…新しいけど、まぁ、ふつうのバス待合室だね。
入ってみると、細長く、けっこう狭い建物内。
両脇にお店があり。中央にはチケットカウンター?があります。
電光掲示板はイマイチ
なんか、電光掲示板、事前に予習していた感じと異なるわね…。
ごちゃごちゃしていて、どこがバスの運行情報かわからないモニター画面でした。
今、この写真をよく見てみると、画面に映し出されているのはどうもCMのようですね。あと、天気予報と、星占い。(糞)
現在時刻は、右下に小さく出ています。
肝心の、次のバスは何分に発車する等は、パッと見わからない。なんだこのモニター画面、全然役に立たないなぁ。画面の裏に何か隠しているような…。
とりあえず、「2」から出れば、桃園空港行きのバスには乗れるのだろう。
そう言えば、「2」以外の出口ってあったかなぁ?
「2」の出口から出ても、結局は、いろんな行き先のバスが停まっているので、バスの行き先を確認して乗り込む感じでした。
(ちなみに、ここのロータリーでフラフラしているバスの運転手さんらしきおっさん職員に、いろいろ尋ねても、てきとーに会話をかわされ、頼りにならない感じでした。。)
店舗は2件。コンビニとドリンクスタンド
ふーーーん、と、建物内のお店をチェック。
朝の7時台だったので、ドリンクスタンドの「COCO」は営業していませんでしたが、コンビニの「Hi-life」は営業中。あ、でも、Hi-lifeに店員さんいたかなぁ。誰もいなかったような。
ドリンクスタンドがあるのはいいね!バスの中で、タピオカミルクティー、飲めますね。
私が期待している休憩ラウンジとやらは!?
さぁ、口コミで誰も触れていないけど、3月のオープン時に國光客運のエライ人が「外国人旅行者のために作りたい!」と言っていた休憩ラウンジはどんなだろうか!?
身支度できる洗面スペースも充実させたいと言っていたけど…!!
どうやら、おトイレなど、休憩スペースは2階のよう。トイレが2階とは、ちょっと不便ですな。
すっげー急な、昭和の洋館のような手すり付きの階段を登り、(エスカレーターはない。エレベーターはある。)二階へ行ってみると…。
どどーんと現れたのは、なんとシャッター!!
え?通行止め?
しかも、時間になったからかなんなのかわからないが、なんの前触れもなく、突然大きな音を立てて開き出したではないか!!!!!(もちろん、無人で。)
トイレから出てきてシャッターのすぐ横に立っていたエイチ、ビビる。いや、私もビビったわよっ。子どもたちの身の危険、感じたわよっ。寄りかかっていたらどうなっていたよ!?
で、シャッターが開いた後、現れたのは、休憩スペースを期待していた私にとっては信じられない光景…。
なにも置かれていない、ただの空間。
まじでなんにもない!!無意味な空間。
見る限り、エアコンなどもなく、暑い暑い屋根裏部屋のようでした…。
どうしろっていうんだい?このスペースで。座るイスも何もない。ゴザ引いて、寝っ転がれと?折りたたみイス持参、寝袋持参が國光客運のスタンダードですか?
台北ナビさんあたりが、このスペースを上手くヨイショして書く記事を早く読んでみたいものです。私には褒めることができぬ!
「ナビは、ここの広いスペースで、スーツケースを広げて、荷物を整理するのに便利だな♪と思いました。」みたいな?
もし、もしこれが國光客運のエライ人の言う「休憩ラウンジ」だとすれば、
朝の7時台にシャッターが閉まっているってことは、24時間運行の國光客運1819で深夜早朝に台北駅にやって来た旅行者は、このスペース、入れないってことですよね?
へー。
國光客運のエライ人、随分カッコイイこと言ってたけど。
工事中だって聞いてたけど、工事してる気配など全く無く、むしろ、無意味な空間の完成度が高すぎて、これ以上いじるわけがない気配をビンビンに感じました。
「やーい、騙されてやんの!!」 …どこからか、そんな声が聞こえた気がしました 涙。
…もういい。期待しない。
ちなみに、國光客運台北駅ターミナル、落成日2017年3月2日の吳忠錫氏という國光客運のエライ人がしていたお話はこちら。中国語ニュースサイトですが、翻訳して読んでみてください。
日本語訳も発見。『国光客運「台北ターミナル」完成、桃園メトロ空港線に対抗』(TAIWAN TODAY)
2階休憩スペースに、リクライニングチェアや、簡易シャワールームを用意するってさ。
他にも情報ソースはたくさんあります。気になる人は探してみてね。そんな物好きいないか…。
トイレットペーパが切れている件
2階のシャッターの横・無意味な空間の横には、トイレがあります。
一見、新しくて清潔そうに見えるトイレ。
こちらは女子トイレ。
すごいよ。
ここのトイレットペーパー、よく公共のトイレなどで見かける超太巻きトイレットペーパーが備え付けられているんだけど、(こちらのサイトによると、一巻き700m!)
6個室中、5個室、トイレットペーパーが切れている 笑。
すなわち、1個室にしか、トイレットペーパー残がないんです。。。
端から、バタンバタンとドアを開けては閉め、開けては閉めを繰り返し、ようやく最後の6個目のトイレ個室でトイレットペーパーを発見することができました…。
700メートルのトイレットペーパー、そんなに一瞬でなくなるものですかねぇ。。
トイレ個室内には、むなしくも、「トイレットペーパーは、便器の中へ」の、シールが貼ってありました…。
便器に流す紙、ないからっ。突っ込まずにはいられません。
新しいトイレのはずなんだけど、なんかすごい個室内は荒れてる。。清潔ではない。
写真は自粛しましたが、なんか汚ねえ。
男子トイレはもっと悲惨だったらしく、汚物が床や便器にべっとりとくっつき、(さわやかな朝の7時だよ!?)
エイチはショックを受けていました…。
「今までの台湾のトイレで、一番汚いトイレだった。もう二度とここのトイレは使いたくない。」ときっぱり申しておりました。
…今年の3月に新しくオープンした建物のトイレですよね??
(恐らく)700メートルのトイレットペーパーが6個室中5個室切れている点からしても、何日もトイレ清掃されていないことがわかります。
外国だからそんなこともあるよー、では済まされません。
エイチも言っていましたが、こんな経験、今までの台湾旅行でしたことがありません!
極めつけは、職員の怠慢さ
汚くて紙のないトイレで、実は腹を下していたえるちゃん。。
15分位して、ようやくトイレから出てきました。2階部分はクーラーが効いていないので、待ってる私も、しているえるちゃんも汗だく。
時間をロスしてしまい、桃園空港に急いで向かわなければと少し慌てていました。
チケットカウンターらしきところで、悠遊カードが使えるか訊いてみる。
ちょーーーーーだるそうな下向いてスマホいじっているメガネ男子職員が、ちらっと一瞬こっちみて、ゴニョゴニョって小さい声で台湾語で何か言った。こっちは片言の英語で聞いているのに、もうちょっと頑張ってコミュニケーションとってくれよー。
しかもちょっと慌ててるのに。
子ども料金の件で、だるそうな職員とすったもんだして、チケットカウンターとバスを何度も行ったり来たりしている私たち親子に目もくれず、バスの運転手さんと大声でお喋りし続けている「?」印のカウンターにいる制服姿のおばはん(サービスカウンター?インフォメーションカウンター?何のためにいる人なの??)に、大声で怒り気味に日本語で質問したら、やっとこっちの話を聞く気になってくれ、筆談で無事バスチケット問題解決。
…久々、外国でキレた。台湾でキレたの初めてかも。
台湾の人は、困っていると向こうから声をかけてくれることが多く、外国人にもとても親切です。最近では、英語を話す人も多いし。今回の出来事は、かなり珍しいことな気がします。
とりあえず、ここのバスターミナルで働いている人たちは、コミュニケーションを取る気がなく、面倒くさいことは避けたい人たちなのかもしれません。全員が全員同じ雰囲気で、「これが國光客運なんだな」と思いました。
たまたまこの日だけがそうだったのでしょうか。朝早かったし、皆さん、機嫌が悪かったのでしょうか。
国際空港行きのバスターミナルで、外国人利用者が多い場所なのにこの接客って…うーん、微妙。。
國光客運台北駅バスターミナルの感想
もうね、國光客運台北駅バスターミナルは、素敵な国・台湾のマイナスな部分しか見えなくて、とっても残念でしたよ。
旅行者が台湾で滅多にお目にかかれない「負」の部分が、凝縮されていました。
不親切な係員、不便な構造、不潔なトイレ。誠実さや真面目さが感じられない場所でした。
あんまりこういうこと言いたくないけど、10年位前に上海行ったときの記憶と被った…。
國光客運バスは、便利な交通機関としては高評価でも、バス停の運営はひどいもんです。
期待しちゃいけない場所だな。もとは国営だったから、仕方ないのでしょうか。
たくさんの外国人も利用する場所で、これはいかがなものだろう。
外観は立派で新しくきれいでも、ソフト面がこれじゃあ…。台湾のイメージ、マイナスになっちゃうよ!
台湾好きの、一外国人として、ここは苦言で締めくくりたいと思います。
恥を知れ。國光客運。
コメント
先日(2019/07/13)台湾へ遊びに行き 台北駅から野柳までバスを利用しようと勇んで向かいました。
あらかじめチケット買って乗車しようと思いカウンターへ行き チケット欲しい旨告げたんですけど
チケット売りさばく気は無く、「EasyCard使いなよ」的な回答でした。割引効くから激押しなのかしら?
2階もトイレの奥はやはりシャッターが閉まっており、トイレしか利用できない感じでした。
ちなみに朝8時。
このコラム読ませていただき激しく同意してしまいました。
あと、時刻表は?と一生懸命探しましたけど、わからず結局運転手の気分で発車なんだなぁと。そういうものだと言い聞かせて利用させていただきました。
2点ほど良い点(?)は、トイレはまま綺麗で問題は感じませんでした。
発車前に 運転手が『野柳行くか?』的なことを言いながら呼びに来てくれたこと。(いかにも遊びに行きますという風体で待っていたので)
おいしぃ さま
コメントありがとうございます(^^)
同じようなお気持ちになった方がいたとは。ホッとしました…
いやいや、ホッとしていてはいけませんね、相変わらずなのですね。。
でも、トイレは清掃されていたとのこと、良かったです!
実はあれ以来、バスには足が向かなくなってしまい、全くこちらのターミナル使ってなかったので、
現状が知れてよかったです。まだ、シャッターなのですね。。笑
期待してはいけませんね。。