家族旅行と自由研究の密な関係
夏休み、旅行計画ありますか?
もうすぐ夏休みですね♪
私が一年の中で、精神を病みやすいのは、ずばり夏です。
子どもたちが夏休みで家にいると、どう過ごすのがベストなのか、出かけるには金がかかるし、家にいてもクーラーで電気代はかかるし、テレビやゲームばっかりで、親としてこれでいいのだろうか?という変な責任感が自分を追い詰めるからです 笑。
とにかく私、機嫌が悪い!子どもたちも、怒ったり泣いたりしている精神不安定なお母さんだと、ほーんとかわいそうなんだ。
で、ここ数年は、できるだけ、旅に出ることにしています。
ショッピングモールに行っても、金は減るのに、心は満たされないのだ。だから、遠くに行ってしまう。そう、台湾へ。
どうせお金を使うんだったら、割り切って満足できることに使ったほうが、幸せなんだ。
まぁ私みたいな理由で、夏休みに旅行を計画しているご家庭はないでしょうけど 笑、家族や子連れで国内旅行・海外旅行・帰省する方、きっと多いですよね。
問題は、夏休みの宿題。自由研究!!
小学生以上のお子さんがいる家庭なら、頭を悩ませるのが「夏休みの自由研究」ではないでしょうか。
ドリルやプリント類は、一夜漬けでも、友だちの写してでも、どうにか終わすことはできる。
そうはいかないのが「自由研究」。
お母さんお父さんご自身も、苦い思い出があるのではないでしょうか!?
わたしはあります。あの、右も左もわからない、八方塞がりの感じ。。
うちの親は、自由研究に、全く、助言しないタイプでした。トンチンカンな実験をしていても、苦笑するだけでした。。
自由研究、手、貸してあげてます??
学校からの夏休みの過ごし方についてのプリントには、おうちの人と一緒に、とか、おうちの方のご協力、とか、「ちょっと自由研究手伝ってやって~」風なことを明記している学校もありますよね。うちの子の小学校はそうです。
どこまで手伝ってやればいいのか、難しい所ではありますが、自分自身の経験から思うのは、
子どもは、興味のあることを、自由研究に結びつけるのが下手くそ。
掘り下げたいテーマを見つけても、プロセスを想像しにくい。方法がわからない。
…仕方なくないですか!?だって、子どもだし。え?私とうちの子だけ?
だから、やっぱ、親が自由研究にちょっと助言してあげる必要って、あるんじゃないかなーと。
本題。自由研究と旅行の素敵な関係
やっている方も多いと思いますが、旅先の経験を自由研究にまとめるって、学校も推奨している立派な自由研究なんです。
これ、わたしたち親にも恩恵がある。
旅行先の経験を自由研究にするというミッションがあると、子どもは旅行に関心を持ってキラキラ参加してくれるのだ!
「ミッション」っていいでしょ 笑?
旅行に、いくつかミッションを設けると、旅行へのモチベーションが全然違う!
とりあえず親に連れてこられた旅行先で遊ぶ…という受身の姿勢でなく、積極的に写真を撮ったり、疑問を持ったり、発見をしたり、いつもの生活と異なる環境にアンテナを張っているのがわかるんです。
親としても、「旅行に連れてきて良かった!」って思うこと請け合い。エゴからの脱出。
旅行と自由研究をコラボさせる方法
事前準備
旅行の計画を立てたら、旅行先について、ガイドブックを見たり、ネットでおすすめ情報調べたりしますよね。
子どもが喜びそうな観光施設を調べたり、美味しそうなご当地グルメを調べたり。
大切なのは、その旅行先や観光地の背景に注意しながら、情報をチェックすることです。
「ここのソフトクリームは美味しい」→「この地域は酪農が盛んで、新鮮な牛乳が取れるからソフトクリームが美味しい」という感じです。
もう、この段階で、少し光が見えますよ!
→日本や世界の酪農や、その地域の酪農について調べてみる。
→乳搾り体験ができるなら、家族で旅行中に参加して、そのリポートと感想をまとめる。
→なんでここのソフトクリームが美味しいのか、市販品と食品成分表を比べてみる。
もう一例。
「ハワイの◯◯ビーチは透明度が高く、こんな魚や生き物に出会える」→「地形や場所、サンゴ礁の有無によって、ビーチの透明度や集まる生き物が異なる」
→水中カメラを準備して、魚の写真を撮って、図鑑を作る。
→サンゴ礁と魚の関係について調べる。
→サンゴ礁の大切さや、ビーチの透明度を環境問題を絡めてリポートする。
などなど。
大人が気づく、切り口は山盛り。でも、子どもはなかなかそこまで発展させて想像できない!
どういうテーマに、自分の子どもが引っかかりそうか、親なら少し想像つくかなぁ?
子どもが興味、関心を持ちやすい切り口、仕掛けを旅行計画に組み込むんです。言ってみれば、誘導ですね 笑。
子どもが興味を持ちそうなテーマに沿った観光施設、博物館、資料館、お店、レストランを選んであげると、旅はワクワクおもしろくなります。
旅行先の子どもが興味を持つであろう情報を、事前に何気なーく流しておくのも手です。
旅行先に関連したテレビ番組を録画して一緒に見たり、図書館で関連の本を借りてきて、目につく場所に置いておいたりね。
(実はちょうど今我が家で実行中なんですが、見向きもしない 笑。これで興味のあるナシがわかる。どうしようかなー 汗。。)
疑問や興味を持つきっかけ作りを組み込んだ旅行計画を立てるのが、親の事前準備となります。
カメラやスケッチブック、虫かご、ポケット図鑑など、道具が必要と思われる場合は、忘れずに準備しておきましょう。
旅行中の心構え
ガーン。全然興味を持ってくれない!
そんなこともあると思います 笑。ここは柔軟にいきましょう。
子どもが何に対してワクワクしているのか、釘付けになっているのか、よく様子を観察します。
え?そこ!?っていうポイントに注目することもあります。面白いですよね!まさに大人にはわからない子どもの視点ってやつです。
以前、北海道に行った時に、「オホーツク海の流氷」に興味を持つのでは…と予想していたのですが、オホーツク流氷館に連れて行き、釘付けになって動かなくなったのは「クリオネのえさ捕獲シーンを繰り返し流すビデオの前」でした 笑。
そこでテーマを「流氷」から「クリオネ」に、一気にチェンジ。
エイチに、すかさず「自由研究、クリオネについて調べてみれば?」と声をかけたら、「うん!」と即答でした。
「クリオネについて調べる」というミッションが決まってからのエイチは、流氷館をくまなく見て回り、カメラでクリオネを撮りまくり、捕獲シーンのビデオの画面まで撮りまくり笑、非常にイキイキとしていました。
ひとつテーマが決まると、旅行中、これも自由研究にいいかもしれない、あれもいい、と自分からアイデアを出すようになりました。
親子でいろいろ話し合い、テーマに沿って行き先を変えてみたりと、私にとっても新鮮で、とてもいい旅の時間を過ごせたように思います。
今はだいたいどこでもネット繋がりますからね。
旅先で意外なものに興味を持っても、スマホでちょちょっと関連情報を調べてあげれば、興味に沿った観光施設やお店を見つけることができると思います。
旅行から帰ってきたら、すぐに自由研究をまとめる
旅行の思い出と興奮が冷めない内に、自由研究にとりかかりましょう。
ここまでするのは賛否あると思いますが、うちでは旅行日程と同じように、「自由研究に集中する日」をあらかじめ2~3日確保しています。
一気に集中して終わらせる!!
①子どもと相談して、まとめ方、様式、だいたいの構成を決める。
→これは、特に10歳以下の子には難しい!大人のアドバイス(道標)が絶対必要だと思う!!
②必要な道具を揃える。必要に応じて、写真の現像、図書館に行って関連資料を借りる。
→模造紙、画用紙などは、家にあるもので作成するには限界がある。せめてこれぐらいは買い足してあげたい。
→どの写真を使うか、子どもと選ぶ。家で都度プリントできれば便利。
→今の図書館はだいたいネットで蔵書検索したり、取り寄せ予約もできるので、マッチした資料探しを手伝ってあげる。
基本、資料探しは図書館を利用するようにしています。先生や学校によっては、ネットの情報を自由研究に使うのを禁止している場合もあるので…。この辺が難しいよね。
③構成に沿って、自分の言葉でまとめさせる。自分の気持ちや感じたことを必ず入れるよう、アドバイスする。
→子どもは資料の丸写し、事実の羅列が好き。「この時、どう思ったの?」とか、質問して文章の中に気持ちを書くよう促す。素晴らしい子どもながらの感想を書いていたりすると、泣けてきます。
④他は自由にやらせる。
→出来上がった自由研究を見て、思わず吹いてしまうことも。だって、4コマ漫画や、テーマに関係ない自分についてのクイズコーナーがあったりするから…笑。小学生らしくて、私は良しとしています 笑。
夏休みの旅行で自由研究をクリアしよう!
いかがでしたでしょうか。
旅行って親にとっても非日常体験だけど、子どもにとっても新しい発見がいっぱいあるはず。
それに気づかせ、自由研究につなげてあげると、旅行も自由研究ももっと楽しくなる!
ぜひ、親子で旅行を楽しみながら、ミッションクリアしちゃいましょう。
夏休みを前にして、ちょうど今、我が家は自由研究仕込みの時期でして…。
今年はどんなテーマがいいのか、ちょいちょい話してはいるんですけど、いまいち引っかかってこなくてねー。
エイチは小学4年生になって、どうやら自分自身の関心よりも、世間一般で有名なことについて調べたい願望があるようです。
自分以外の関心に目が向けられるようになってきたのは、社会性の成長かな?と頼もしくもあります。
小学2年生のえるちゃんは…、絵を描くのが好きなので、きれいな景色を見に行ったり、スケッチしたり、写真を撮ったりしてみようかなーとぼんやり考えています。
旅行先で描きたいものに出会えるかしら…。どんな景色、どんなモノを描いてみたいと言うのだろう。面白そう。
描きたいものを探すのも、立派な旅のテーマですよね。
子どもたちがどんな自由研究をするのか、今から悩ましくも楽しみであります!
皆さんも、夏休み、せっかく家族旅行に行くのなら、旅行と自由研究のコラボ、ぜひやってみてくださいねー。楽しさ倍になること間違いなし!
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