子どもが産まれてからずっと、しっくりくる子連れバック(マザーズバック)、子連れ旅行バックに出会えなかったわたし。
子連れでも使い勝手のいいバックを、常に探し続けてきました。
最近、あるバックを買ってから、「なるほど!!」と一気に霧が晴れるように、
子連れバック選びのポイントが分かってきたんです!
ここまで来るのに、いくつバックを買ったことだろう…。。
今回は、10年以上かかって、やっと分かった「子連れバック(マザーズバック)」「子連れ旅行用バック」を選ぶ時のポイントについて、まとめてみたいと思います!
「子連れバック」「子連れ旅行バック」の定義
子連れ旅行バックは持ち歩き前提に選ぼう
ライフスタイルによって、「子連れバック(マザーズバック)」に求めるものは違うと思います。
車での移動が多い方は、軽さよりも容量重視であったり、お出掛けはベビーカー派の方は、ベビーカーに引っかけやすいバックが便利ですよね。
でも、子連れ旅行時には、持ち歩くことを前提にして子連れバックを選びましょう。
子連れ旅行は日常とは異なります。
いろんな乗り物で移動するし、歩き回ることも多い。海辺や山道など、ベビーカーが適さない旅行先もあります。
持ち歩くことを前提に「子連れ旅行に便利なバックの選び方」を解説します。
安いバックでも、ポイントを押さえれば、問題なしです!
使い勝手の良い子連れ旅行バックで、ストレスなくお出かけを楽しみましょう♪
ちなみに、私個人的な子連れ旅行バックのこだわりポイントは以下の3つでした。
①両手があくこと(斜めがけショルダーバック派)
私は、徒歩や電車、バスでの移動が多いです。
旅行先でも、それは同じ。
子どもたちの手を握ったり、何かあった時にサッと手を出せるように、
両手のあく斜め掛けショルダーバックが好みです。
ショルダーバックなら、子どもに視線をやりながら、バックの中を探れる。
リュックだと、背面ゴソゴソやって、何か落としそうだし、リュックを下ろすワンアクションが、めんどくさいので…。
あと夏は背中に汗かくのが苦手です。
そんなわけで、リュックよりも、斜め掛けショルダーバック派です。
②軽い
徒歩や公共交通機関での移動が多いと、負担に感じるのが、バック自体の重さです。
子連れは持ち歩く荷物も多いし、抱っこもせがまれる。
バック自体が重いと、肩も凝るし、疲れます。
帰宅して、バックを下ろすと、ホッとしますよね。
中身は軽いものばかりなのに、なんでこんなに重いの!?と、むかつきながらバックだけの重さを量ったこともあります 笑。
少しでも荷物を軽くしたいので、バック自体の重さは私にとってかなり重要です。
③いかにも「ママバック」というのは嫌
なんですかね、この悪あがきみたいな、母になっても往生際が悪いというか?
いかにも「ママバック」というのは、なんか嫌なんですよ。あまのじゃくなんで 笑。
「ママバック」「マザーズバック」と銘打って売られているものには、全く興味が湧きません。
(だからいつまでたっても、子連れに適したバックを見つけられなかったのかもしれない。。)
子連れ以外のときにも、普段使いできるバックがいいな、というわがまま。
子連れでない時も持てるよう、ショルダー部分を取り外しできたりする2way、3wayバックが好き。
子連れ旅行バック、選び方のポイント
重さをチェックする
ただでさえ、子連れは荷物が多くて大変なのに、バックそのものが重いというのは避けたいところ。
バックは、軽いに越したことありません!
「おすすめマザーズバック◯選!」等ネット記事で紹介されている、バックの重量に注目してみてください。
バックによって、びっくりするくらい差があることに気づきます。
【400g以下】 … すごく軽く感じる。
【400g~600g】 … 軽く感じる。重くはない。
【600g以上】 … 重く感じる。
400g前後のマザーズバックは、「軽量バック」として売られていることが多いです。
しかし、中には、600g台でも、軽い・軽量とアピールしているバックもあります。
マザーズバック・子連れ旅行用バックの場合、600gを超えるバックは重いです。
ネットショップの売り文句に騙されてはいけません。
財布、ポーチ、オムツにおやつ…さらに飲み物の入ったマグなど入れたら、すぐに1kg超えてしまいます。
重さは必ずチェックしましょう。
「ぐんにゃり」しないこと
子連れバックに軽さを求めると、ぐんにゃりしているバックに辿り着くことがあります。
重さが軽くても、ぐんにゃりした自立しないバックはおすすめしません。
ぐんにゃりしているので、斜めがけした時の体なじみは良いのですが、マグや水筒など硬い物を入れると、もろに外側に形や硬さがひびき、バック越しにゴツゴツ体に当たり痛いです。
さらに、ぐんにゃりしたバックは、バックの形状が定まっていないので、中に入れたものが動きやすく、バック内がごちゃつきます。
バックの中がごちゃついていると、必要なものの入っている位置が予測できず、パッと取り出すことができません!子連れだとイライラするんですよね…。
おすすめは、マチがしっかりしていて、自立するくらい張りのある素材・生地のバックです。
マチ(底辺)がしっかりしていると、荷物を並べてきれいに収納しやすく、さらに、張りのある素材・生地のバックなら、しっかり支える壁の役割も果たしてくれるので、中で荷物が動いたりしません。
バック内で中身が変に動き回らないので、開けた時に、入れた荷物の位置がわかりやすく、出し入れもスムーズに行えるという訳です。
このことに気づくのに、だいぶ時間がかかりました…。何個もぐんにゃりしたバックを買ってしまいました。
A4サイズが入る
子連れ旅行用のバックなら、ガイドブックやタブレット端末の入る大きさのバックを選ぶことも大切です。
今の時代、スマホがあるので、ガイドブックを使わない方も多いと思いますが、
最低限、A4サイズの入る大きさは確保しておきたいところ。
A4サイズの入るバックなら、機内等、長距離移動中に大活躍のタブレット端末を入れることもできますし、
目新しい薄い雑誌や本を忍ばせておけば、子どもが電車や飛行機で飽きて騒いだ時の切り札に使えます。
A4サイズが入るバックは、子連れでも、なにかと便利です。
肩当てパッド付き or 幅広ショルダー
子連れバックは、斜めがけショルダー派のわたし。
長時間、斜めがけをしていると、ショルダー紐(ショルダーストラップ)の幅、肩あてパッドの有無によって、疲れや痛みが全然違います。
子連れは荷物が多い。重い。
特に旅行中は、時間の経過とともにお土産も増え、どんどん重量も増します!
細いショルダーストラップは、肩に食い込み、痛い…。
ショルダーストラップの良し悪しは、地味に響きます。
特に、2way、3wayバックのおまけ程度のショルダーストラップは、全体的に細く、肩当てパッドが付いていないことが多いです。
2way、3wayバックを、子連れ旅行用に選ぶときには、ショルダー紐をしっかりチェックしましょう!
一番いいのは、肩の部分にちゃんとパッドが付いているものを選ぶことです。
これの有る無しで、だいぶ違います。
肩当てが付いていなくても、幅広のショルダーであれば、まぁOKでしょう!
- 幅広のショルダー → 幅 約4cm以上
- 重さや痛みを感じやすい細いショルダー → 幅 約2cm前後
写真、右3本が幅広ストラップ&肩当てパッド付き、左2本が幅の狭いストラップ。
見た感じ、そんな大きな差ではないのですが、この数センチの差で疲れや重さは明らかに違います!
2way、3wayバックで、ショルダーストラップ部分がしっかり作られているものは優秀です。
ショルダーストラップの質で、値段が変わると言ってもいいでしょう。
左が安物バック、右がPORTERのバック。
どちらも2way仕様のショルダーバックですが、ひと目で違いがわかりますよね。
PORTERはストラップ幅も4㎝以上あり、一番壊れやすいバック本体とショルダーストラップの接続部分もがっちりした縫製と頑丈な金具。
左はDカンが回転してしまっていますし、明らかに貧弱…。
この接続部分は、一番重さがかかりやすく、壊れやすい部分です。
私はこの、ショルダーストラップの接続金具が破損し、2つ、安物2wayバックをダメにしています。まさに「安物買いの銭失い」です。それに、子連れ旅行中にこの接続金具が壊れると、もう地獄ですよ。。
お値段はそれなりにしますが、日本の老舗吉田カバン「PORTER」はさすがの出来です。
PORTERは、ショルダーストラップの長さ調整もしやすく、ずれることもありませんでした。安いバックだと、なんだか使い勝手が悪いなと思ったら、調整したはずのストラップの長さが勝手に長くなっていた…なんてこともしばしば。。
また、PORTERは、ショルダーストラップが肩からずり落ちないよう、滑り止め加工がしてありました。細部まで心配りがあり、さすがの吉田カバンです。
ただ、こういった細部までしっかり作られている2way3wayバックは、結果的にお値段もですが、重量も増してしまうんですよね…。
荷物多めの旅行用ママバックとして、ガシガシ使っていたボストンのPORTERでしたが、ある日カバン自体の重さが超重いことに気づき、使わなくなりました…。重さは約700gでした。
兼ね合いが難しいところです。
2way、3wayではなく、「ショルダーバック」オンリーのものであれば、
ストラップ等の破損もなく、長持ちするし、重さも軽くなります。
デザインやバックの機能だけでなく、ショルダーストラップにも、ぜひ注目して選んでみてください。
ショルダーストラップパッドなるものも、単独で売っていますので、サイズさえ合えば採用してみる価値ありかも。
最小限の仕分け機能でOK。内ポケットは浅いに尽きる!
画像のバックは、楽天市場で長年売っている、ランキング上位、ママにも人気の大容量バックです。
3つに収納スペースが分かれており、たくさん荷物が入ります。
載せといてなんですが、
こういう仕切りの多いバックは、子連れバックには向かないというのが私の持論です。
仕切りは、便利に見えて、実はバック内迷子の元。
例えば、子連れでお出かけ中、タオルを出して、バックにしまうとします。
子どもに気を取られ、無意識に使ったタオルをバックにつっこむ。
バックに3つも収納スペースがあると、どこのスペースに入れたかわからなくて、次にタオルを使う時、各スペース内を探す羽目になるのです。
あれ?タオルがない!落とした?あ、こっちの仕切りに入っていたわー!って経験、私は何度もあります!
焦るし、イラッとする。ちゃんと元の位置に戻せなかった自分にも腹立つし 笑。
特に旅行中は、荷物の整頓よりも、他に気を取られていることが多いものです。
買った肉まんに気持ちが向いている中、財布をバックにしまうわけですよ。
どこの仕切りだって、そんなのかんけいねぇんですよ、早く財布を仕舞って、肉まんを食べたいのですから。
このバックは、上で紹介した楽天のバックではありませんが、収納スペースが3つあって、とても似ているでしょ?
これを使っていた頃が一番、バックの中をごそごそしている時間が長かったです!(しかもぐんにゃりタイプだし。。)
バックごそごそと言えば、深さのあるバックもNGです。
何層にも荷物が重なり、奥底深く、捜索することになります。
子どもから目を離さないで、手探りだけで、必要なものをバックから取り出すことができるのが理想です。
内側のポケット
内側のポケットが大きく深いタイプも使いにくいです。
写真のように、バックの内側にある大きく深いポケットは、素材によっては、バック内部で、でろーんとしてしまいます。
大きなメインスペースに入れたつもりの財布が、この大きく深いポケットに入ってしまうことがよくある。
入れたはずの財布がない!…っだよ、内ポケットに入ってやがった…。という経験が何度もあり、これもイラっとします。
内側にポケットや仕切りがたくさん付いていると、機能的に見えますが、特に子連れ旅行中は煩わしいだけです。
バック内の仕切りも、このユニクロのバックのように、しっかりした素材の仕切りで、ペラペラ口が開かないよう工夫されているものは、使い勝手がいいです。(マジックテープで留められるようになっています。)
こういう仕切りなら、ガイドブックやiPadを入れるのに重宝しますし、誤って財布やタオルが入る危険もない。
あと、内ポケットだったら、こんな感じの ↓ 小さくて浅いものは重宝します。
鍵を入れたり、スマホやデジカメを入れたり。
浅いポケットだから、大きめのバック内でも、小さなものが迷子にならず、見ないでサッと出し入れしやすい。
内側に、大切なものをしまえる安心感もあります。
内側にたくさん仕切りやポケットのあるバックは、子どもがねんねの赤ちゃんの頃はいいんだけどねー。
ちょろちょろしだした子どもと一緒だと、荷物をかばんの定位置にしまう余裕がありません。(特に男の子…。)
結局、ざっくりと扱える、大きなスペース一つの方が、使い勝手がいいのです。
ポーチやバックインバックを併用すれば、バック自体に仕切りがなくても、もっと機能的に自分に合った整理ができます。
ジップロックだっていい。
持ち歩き用おもちゃをまとめた袋、着替えをまとめた袋…とかね。
最近ダイソーで見かけた、無印良品っぽいトラベルポーチシリーズは、ファスナーでちゃんと口を閉めることができるし、メッシュになっているので中身が見えるしで、使い勝手が良さそうでした。
バック自体の仕分け機能にこだわらず、(安上がりに)工夫してみるといいですね。
外側のポケット
外側の小さなポケットも使えます。
あった方が便利。
使う場面の多い、ポケットティッシュやウェットティッシュ、
子どもの口封じ用の飴などちょっとしたお菓子を入れておいたり、
旅行中の筆談や交渉に使う筆記用具(小さなメモ帳とペン)を入れておけば、必要な時にすぐ取り出せます。
防犯上、外側のポケットには、貴重品を入れないのが基本ですが、
チャックやマジックテープで、ポケットを閉めることができるバックなら、心強いですね!
⑥ペットボトルを入れるスペースがある
サイドにアミアミの付いているショルダーバック!
これは便利です。特に旅行中はマストです!!これは子連れとか関係ないね。
アミアミの入り口部分は、大抵ゴムになっています。
一見、ペットボトルは入らなそうですが、ちゃんと伸びるし、ホールドしてくれる頼もしい存在なんです。
暑い季節、冷たい飲み物を買うと、すぐにペットボトルは水滴でびちょびちょになります。
そういう時、通気性のよいアミアミ部分に、ペットボトルをスポッと入れちゃえば、気にしなくて大丈夫。
飲みたい時に、サッと出して、すぐ飲めるし、便利です!
旅行中、アミアミなしのバックなんて、私の中ではありえません。
アミアミでなくても、内側が保冷素材で、防水加工されたペットボトルスペース付きバックもあります。
ペットボトルのサイズが、600mlに増量中!とかだと入らないのが難点ですが…。
旅行には、ペットボトルスペースのあるバックが断然おすすめです。
まとめ:子連れバック、子連れ旅行用バック
子連れ旅行におすすめのバック、ポイントまとめ!
子連れでお出かけする時の、おすすめバックのポイントをまとめてみましょう。
- 大きさは、A4サイズが入り、深すぎない。
- 重さは400g以内。張りのある素材が使われており、マチもしっかりしていて、自立する。
- ショルダーストラップ幅は4㎝以上か肩当てパッドが付いている。
- バックの中は仕切りがない方がいい。その代わり、浅いポケット付き。
- ペットボトルホルダーと外側にポケットが付いていると、使い勝手尚良し。
口コミや宣伝に惑わされないように
子どもが産まれてから、いくつもの子連れ用お出かけバックを買い、使ってきました。
10個は超える。(こういうのを、「安物買いの銭失い」と言う…。)
はじめの頃は、とにかく容量の大きいバックを求めていましたね。
でも、大きいだけじゃだめ。特に深いと使い勝手が悪くて…。
肩紐の金具が壊れて、ダメになったショルダーバックもいくつかありました。
懐かしいなぁ。北海道旅行中に、ショルダーストラップの金具が、いきなり折れて飛んでいったこともあったなぁ。
長年愛用しすぎて、バンコクから戻ってきた成田空港で、ついに穴の空いてしまったバックもありました。(その話はこちら)
ネットで買ったものはハズレが多かった 笑。
ネットショップは見せ方が上手い!!
もっともらしく機能的な説明が多く、素敵なモデルさんが持つ写真を見て、いいじゃん!って思っちゃう。
あと、口コミや評価にも惑わされちゃうんですよねー。
「口コミを書いてくれれば、送料無料」のショップも多く、
使ってもいないのに、「まだ届いていませんが、期待を込めて☆5つ♪」とか口コミを書いちゃう人もちらほらいるからね。。
やっぱり、1、2回使っただけの口コミでは、マザーズバック・子連れ旅行バックの良さはわからない。
ネットで買う時には、ぜひ、今回おすすめした子連れバックのチェック項目に、ご自分のライフスタイル・旅スタイルを加味して、参考にしていただければと思います♪
現在のMYベスト子連れバック
エイチが産まれてから、もう10年以上たち、最近、やっとコレだ!という子連れバック(マザーズバック)兼 子連れ旅行バックに出会えました。
御殿場のアウトレットで、たまたまワゴンセールで見つけたバックだったのですが…笑。
別にこのバックが、全ての子連れ旅行者にとってベストじゃないけど、
最後に、ご参考までに紹介しますね。
ちょっとスポーティなんだけどね。アウトドアブランドは、軽くて丈夫で子連れにも適したものが多いです。しかもお値段もお手頃!
今のところ、子連れ旅行にも最適で、気に入ってます!
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